税理士との相続相談、一人で行くのが不安なときは?面談に同席するというサポート

「税理士の先生に相談することになったけれど、何を聞けばいいのか分からない」

「説明を聞いても、その場ですぐ理解できるか不安」

「あとになって、“あれも聞けばよかった”となりそう」

相続のご相談では、こんな声を聞くことがあります。

専門家に相談すること自体が、初めてという方も少なくありません。

しかも相続の話には、普段あまり聞くことのない言葉がたくさん出てきます。

先日、相続税について税理士の先生との面談に同席させていただきました。

そのあと、ご相談者様からこんなメッセージをいただきました。

ご相談者様からいただいたお言葉

面談では確認したいことが多く、私自身なかなか頭が追いつかない部分もありましたが、補足してくださったり、私が気づかなかった点まで質問してくださったりと、とても助かりました。

一人で伺うよりも安心してお話を聞くことができ、ご同席いただけて本当によかったです。

(ご本人の許可をいただいて、ご紹介しています)

また、

今回の面談で、現在の財産状況や今後やるべきことがかなり具体的になりました。

ともおっしゃっていただきました。

このお言葉をいただいて、あらためて「専門家との面談に同席する」というサポートについて考えました。

専門家との面談では、一度に聞くことがたくさんあります

専門家との面談では、限られた時間の中で、確認したいことや初めて聞く内容がたくさん出てきます。

専門家の先生は、必要なことを正確に説明してくださいます。

ただ、相続について初めて相談する方にとっては、一度に受け取る情報量が多くなることもあります。

その場では「なるほど」と思っていても、あとになって、

「さっきの話は、どういう意味だったんだろう」

「あのことも聞いておけばよかった」

と疑問が出てくることがあります。

初めて聞く内容を理解しながら、自分の状況に当てはめ、さらに必要な質問まで考えるのは、簡単なことではありません。

私自身も、両親の相続で同じような経験をしました

実は、私自身も両親の相続のときに、似たような経験をしています。

専門家の先生のお話を一生懸命聞いているうちに、頭の中がいっぱいになってしまう。

話を理解することに気を取られて、自分が確認したかったことまで頭が回らないこともありました。

「誰かが一緒に話を聞いてくれたら、もう少し落ち着いて整理できたかもしれない」

そんなふうに感じたことを覚えています。

相続について何度も経験する方は、そう多くありません。

私自身も、分からないことがたくさんある中で手続きを進めていました。

そのときの経験が、今の「専門家との面談に同席する」というサポートにつながっています。

「誰に相談すればいいの?」から一緒に考えます

相続の相談をしたいと思っても、

「これは税理士に聞くこと?」

「司法書士?」

「それとも弁護士?」

と、そもそも誰に相談すればいいのか分からないこともあります。

私はまず、ご家族の状況や財産の内容、どんなことに困っているのか、今後どうしたいのかを伺います。

そのうえで、必要に応じて相続に詳しい税理士、司法書士、弁護士などの専門家につなぎます。

そして、専門家をご紹介して終わりではありません。

必要な場合には面談にも同席し、面談が終わったあとには、そこで話した内容や「次に何をするのか」を一緒に整理しています。

面談に同席して、私がしていること

面談中は、基本的には専門家の先生のお話を一緒に聞いています。

その中で、私自身が気づいたことや、ご相談者様がその場では聞きにくいかもしれないと感じたことについて、必要に応じて確認することがあります。

たとえば、報酬はいくらくらいになるのか、追加で費用がかかる可能性はあるのか、いつまでに何を準備すればいいのかといったことです。

お金のことや期限のことは、とても大切ですが、初めてお会いする専門家の先生には聞きにくいと感じる方もいらっしゃいます。

そんなときは、

「費用についても確認しておいてよろしいですか」

「今後の期限やスケジュールは、どのようになりますか」

と、私から確認することもあります。

また、話の流れの中で気づいたことについて、

「こちらについては、どうなりますか」

と質問したり、ご相談者様が聞きたいと思っていたことを補足したりすることもあります。

そして面談が終わったあとには、その日の内容を整理してお送りします。

何が分かったのか。

まだ確認しなければならないことは何か。

次に、何をすればいいのか。

面談の内容を、実際の行動につなげられるよう整理するところまでが、私のサポートです。

税金の判断をするのは、税理士の先生です

ここは、きちんとお伝えしておきたいところです。

私は、税金の判断をする立場ではありません。

相続税がいくらになるのか、どの特例が使えるのかといった税務の判断は、税理士の先生にしていただきます。

同じように、登記については司法書士、法律上の判断が必要なことについては弁護士、それぞれの専門家の領域があります。

私ができるのは、

ご相談者様が聞きたかったことを、きちんと聞けたか。

専門家から説明された内容を理解して持ち帰れているか。

そして、そのあと何をすればいいのか。

そこを一緒に整理することです。

専門家の先生に判断していただくことと、ご相談者様がその内容を理解して次の行動に移れること。その間を一緒に整理するのが、私の役割の一つだと考えています。

一人で行くのが不安なときは

もちろん、専門家との面談には必ず誰かが同席しなければならない、ということではありません。

ご自身で十分に進められる方もいらっしゃいます。

ただ、例えばこんな場合は、誰かに一緒に話を聞いてもらうことを考えてみてもよいかもしれません。

財産の内容が複雑なとき。
不動産が複数あったり、確認しなければならないことが多かったりすると、一度の面談ですべてを整理するのが難しいことがあります。

ご家族の状況が込み入っているとき。
相続人が多かったり、それぞれの希望が違ったりすると、専門家に確認しておきたいことも増えてきます。

専門家との面談に緊張してしまうとき。
「こんなことを聞いてもいいのかな」と思って、質問できないこともあります。

そんなとき、隣に一緒に話を聞く人がいるだけで、質問しやすくなることがあります。

ご相談者様が、分からないことをそのままにせず確認できるようにすることも、私が同席する理由のひとつです。

専門家との面談を控えている方へ

これから専門家との面談を予定している方は、少し準備しておくだけでも、面談の時間を使いやすくなります。

  1. 聞きたいことを事前に書き出しておく
    メモがあるだけでも、聞き漏らしを減らせます。
  2. その場で分からなかったら、もう一度聞いてみる
    「今の点をもう一度お願いします」と確認して大丈夫です。
  3. 面談のあと、内容を整理しておく
    「分かったこと」「確認が必要なこと」「次にすること」を分けておくと、その後の行動につなげやすくなります。

専門家に相談すること自体がゴールではありません。

そこで聞いた内容をもとに、次に何をしていくのか。

そこまで整理できると、相続の手続きや生前対策も少しずつ進めやすくなります。

「うちの場合は、誰に相談すればいいの?」

「専門家に相談したいけれど、一人で行くのは少し不安」

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この記事を書いた人

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磯野 和恵

「ヒバリのそら」代表、磯野和恵(いそのかずえ)。

1970年5月生まれ。東京都練馬区出身の相続診断士。相続コンサルタント。

外資系IT企業の経理・秘書・コールセンター。
2009年 心理カウンセラー活動業務を経て、自身が経験した相続で生じる家族問題へのサポートを強く願う。

2021年に相続診断士の資格を取得。
2023年4月 相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」を設立。
「笑顔の相続を迎えて欲しい」という願いを込め、家族全員が合意した遺言書を決める〝家族会議支援〟。

相続に強い税理士・弁護士・司法書士・不動産コンサルティング・ファイナンシャルプランナーとチーム連携して、本人の不安や困り事の相談に乗る。

本人も気づいていない想いや希望に、寄り添い引き出すヒアリング。

問題を見つけだし解決へのロードマップを示すことに定評があり、自身も天職とやりがいを感じている。

家族が笑顔で相続を乗り越え、助け支え合える関係で居続けられることを強く願い「みんなが笑顔になれる相続」へと活動する。