身元保証人がいないと入れない?老人ホーム入居に必要な準備とは

磯野和恵
磯野和恵

“おふたりさまの想いをしっかり聞いて寄り添います”
相続コンサルタントの磯野和恵です。
ヒバリさん、今日はどんなご相談ですか?

ヒバリ
50代女性
そらと二人暮らし

老人ホームに入る時、身元保証人が必要って聞いたけど、私たちには子供がいないし、どうしたらいいの?

磯野和恵
磯野和恵

この記事で、身元保証人の問題について理解を深めてみましょう。

老人ホームへの入居を考えるとき、多くの「おふたりさま」が直面するのが 身元保証人 の問題です。

では、子供のいない夫婦はどのように対策をすれば良いのでしょうか?また、入居手続きにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか? 事前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。


老人ホーム入居時に必要な「身元保証人」とは?

老人ホームに入居する際、基本的に「身元保証人」が必要になります。施設側が身元保証人を求める理由は主に以下の2つです。

  1. 入居者に何かあったときの対応
    • 問題行動(暴れる、他の入居者とトラブルを起こすなど)が発生し、施設での対応が困難になった場合の連絡・引き取り先として。
  2. 費用の支払い滞納時の保証
    • 施設利用料の未払いが発生した際、支払いの責任を負う人が必要。

身元保証人を頼める人

では、子供のいない夫婦は誰に依頼すればよいのでしょうか? 主に以下の2つの選択肢があります。

① 親戚・知人に依頼する

  • 甥や姪などの親族
  • 信頼できる友人
    ※ ただし、金銭的な負担や責任を伴うため、引き受けてくれる人がいないことも。

② 身元保証会社を利用する

  • 身元保証会社 は、身寄りのない高齢者のために、入居時の保証や生活支援を提供してくれる専門サービス。
  • 一定の費用がかかりますが、身元保証人を頼める親族がいない場合は有力な選択肢。

相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」では、身元保証会社の紹介も可能です。


老人ホーム入居のために必要な書類

身元保証人が決まったら、次は 入居に必要な書類の準備 です。以下のような書類が求められます。

一般的に必要な書類

本人に関する書類

  • 入居申込書(施設指定のもの)
  • 住民票
  • 健康保険証・介護保険証のコピー
  • 診断書・健康診断書(施設指定の書式がある場合も)
  • お薬手帳のコピー(服用中の薬の確認用)

身元保証人に関する書類

  • 身元保証人の住民票や本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • 連帯保証人(または身元引受人)に関する同意書

財務関連の書類

  • 銀行口座情報(施設費用の引き落とし用)
  • 資産状況の確認書類(場合によっては求められる)

その他、施設ごとに必要な書類

  • 契約書(施設との入居契約)
  • 同意書(介護・医療方針についての同意)
  • 保証会社の契約書(利用する場合)

施設によって異なるため、事前に確認することが大切です。


介護認定が必要な場合も!

「老人ホームにすぐ入れる」と思われがちですが、 介護付きの施設(特養や介護付き有料老人ホーム)に入るには、事前に「介護認定」を受けていることが条件となることが多い です。

介護認定の流れ

  1. 申請(市区町村の介護保険窓口または地域包括支援センター)
  2. 訪問調査(認定調査員が自宅や病院を訪問)
  3. 主治医の意見書作成(かかりつけ医が診断)
  4. 審査・判定(介護認定審査会が判定)
  5. 結果通知(申請から約1ヶ月後に判定結果が届く)

「要介護認定」がないと入居できない施設もあるため、早めの申請をおすすめします。


実際に老人ホームに入居するまでの期間は?

「すぐに入居できる」と思うかもしれませんが、

  • 施設側の準備
  • 必要書類の準備
  • 介護認定の取得(必要な場合)

などがあるため、 トータルで1ヶ月以上かかるケースがほとんど です。

入居までの一般的な流れと期間

  1. 施設の見学・相談(数週間)
  2. 介護認定の取得(必要な場合)(申請から結果まで約1ヶ月)
  3. 必要書類の準備(2週間~1ヶ月)
  4. 施設側での審査(1週間~2週間)
  5. 契約手続きと引越し準備(1週間程度)

合計1~2ヶ月ほどかかることを想定しておきましょう。


まとめ

老人ホーム入居には「身元保証人」が必要
身元保証人がいない場合は「身元保証会社」を利用する選択肢も
入居には多くの書類が必要。事前にチェックしておくとスムーズ
「介護認定」が必要な施設もあるため、早めに申請を
実際に入居するまで1~2ヶ月かかることを想定して準備する

相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」では、身元保証会社のご紹介や、相続・終活に関するご相談を承っています。

お困りの方は、お気軽にご相談ください!

この記事を書いた人

磯野 和恵

「ヒバリのそら」代表、磯野和恵(いそのかずえ)。

1970年5月生まれ。東京都練馬区出身の相続診断士。相続コンサルタント。

外資系IT企業の経理・秘書・コールセンター。
2009年 心理カウンセラー活動業務を経て、自身が経験した相続で生じる家族問題へのサポートを強く願う。

2021年に相続診断士の資格を取得。
2023年4月 相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」を設立。
「笑顔の相続を迎えて欲しい」という願いを込め、家族全員が合意した遺言書を決める〝家族会議支援〟。

相続に強い税理士・弁護士・司法書士・不動産コンサルティング・ファイナンシャルプランナーとチーム連携して、本人の不安や困り事の相談に乗る。

本人も気づいていない想いや希望に、寄り添い引き出すヒアリング。

問題を見つけだし解決へのロードマップを示すことに定評があり、自身も天職とやりがいを感じている。

家族が笑顔で相続を乗り越え、助け支え合える関係で居続けられることを強く願い「みんなが笑顔になれる相続」へと活動する。