自分のための終活と家族のための終活――『迷惑な終活』が教えてくれた新しい視点

こんにちは、相続コンサルタントの磯野 和恵です😊

先日、内館牧子さんの『迷惑な終活』を読みました📚

タイトルからして気になる一冊でしたが、読んでみると終活について改めて考えさせられる内容でした。

あらすじ:「自分のための終活」を宣言した75歳の男性

主人公は、75歳の男性・原英太

きちんと終活をしている妻の礼子とは真逆で、

「自分のための終活をする!」

と宣言します。

初恋の人に会いに行ったり、趣味に走ったりと、自分自身のための終活に奔走する様子が描かれています。

一般的な終活の「残された家族のために」という考え方とは、真逆のアプローチ。最初は「迷惑な!」と思いながら読み進めましたが、後半に進むにつれて、なるほど…と考えさせられる展開が待っていました。

「思い残しのない終活」の大切さ

確かに、財産整理や遺言書などの終活も重要です。

でもこの本を通じて、「思い残しのないように終活すること」の大切さにも気付かされました。

終活とは、単なる事務的な作業ではなく、人生を振り返り、自分自身を満たすための行動でもあるのだと、改めて感じました。

印象に残った一言

この本の中で特に印象に残った一文があります。

「70代は老人のアマチュアである。」

70代は確かに高齢者としての一面を持っていますが、まだ体も頭もしっかりしている方が多く、人生の最終段階をどう生きるかを模索する時期でもあります。

「老人のアマチュア」という表現が、なんともユーモラスで、でもとても的を射ていると感じました😊

相続コンサルタントとしての学び

私自身、相続コンサルタントとして日々お客様と接していますが、この本の内容は非常に示唆に富んでいました

「家族のための終活」と「自分のための終活」——

この2つは、対立するものではなく、両方が揃って初めて本当の意味での終活になるのかもしれません。

私が大切にしている言葉に、「想続(そうぞく)」があります。

「相続」が財産を受け継ぐことだとすれば、「想続」は家族の想いを受け継ぐこと

「自分らしく生きた記録」を残すことも、大切な「想続」のひとつだと、この本を読んで改めて感じました✨

一読の価値がある一冊

『迷惑な終活』は、終活を考え始めている方だけでなく、既に取り組んでいる方や、その家族にとっても一読の価値があります

読みやすくてテンポも良く、あっという間に読了できます😊

ぜひ、皆さんもこの本を手に取り、終活について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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磯野 和恵

「ヒバリのそら」代表、磯野和恵(いそのかずえ)。

1970年5月生まれ。東京都練馬区出身の相続診断士。相続コンサルタント。

外資系IT企業の経理・秘書・コールセンター。
2009年 心理カウンセラー活動業務を経て、自身が経験した相続で生じる家族問題へのサポートを強く願う。

2021年に相続診断士の資格を取得。
2023年4月 相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」を設立。
「笑顔の相続を迎えて欲しい」という願いを込め、家族全員が合意した遺言書を決める〝家族会議支援〟。

相続に強い税理士・弁護士・司法書士・不動産コンサルティング・ファイナンシャルプランナーとチーム連携して、本人の不安や困り事の相談に乗る。

本人も気づいていない想いや希望に、寄り添い引き出すヒアリング。

問題を見つけだし解決へのロードマップを示すことに定評があり、自身も天職とやりがいを感じている。

家族が笑顔で相続を乗り越え、助け支え合える関係で居続けられることを強く願い「みんなが笑顔になれる相続」へと活動する。