【初めての手術体験:急性虫垂炎】

約1ヶ月ほど前、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)の手術を経験しました。
突然の出来事で慌ただしい入院でしたが、振り返ってみると多くの学びがありました。

痛みの始まりから手術まで

夕方、突然お腹に違和感を覚えました。夕食を軽く済ませ、早めに休もうと床についたものの、時間が経つにつれて痛みが激化。夜中には眠れないほどの痛みに変わりました。

正露丸を試してみましたが、服用後すぐに吐き、その後は水を飲むのも難しい状態に…。
「これは自力では無理だ」と悟り、朝を待って近所のクリニックへ。しかし、そこでは診断が難しく、大学病院を紹介されました。

大学病院での診断結果は「急性虫垂炎」。選択肢は以下の2つでした:

  1. その日のうちに緊急手術を受ける
  2. 入院して薬で炎症を抑える(ただし再発のリスクあり)

私は、年齢を重ねた際に再発して手術が難しくなるリスクを考え、その場で手術を決断しました。

入院と手術体験

何の準備もなく、パーカーにジーンズという軽装のまま入院&手術が決定。
手術室は、テレビドラマで見たようなシャンデリアのような照明があり、広々としていて少し怖さも感じました。

全身麻酔を受けた私は、気がつけば「磯野さーん」と声をかけられ、目を覚ました時には体に点滴や心電図モニターなどの管が繋がっていました。

入院中の経過

  • 手術当日
    麻酔がまだ残り、発熱もあったため、ほとんど眠って過ごしました。
  • 2日目
    看護師さんから「歩きましょう」と声がかかり、点滴スタンドを引きながら院内を歩行。傷口の痛みがありましたが、痛み止めを服用しながら少しずつ動き始めました。
  • 3日目
    夕方から食事がスタート。最初は重湯からのリハビリ。
  • 4日目
    全身に薬疹が出てしまい、痒みとの闘いに。
  • 5日目
    抗生剤の点滴が終了し、無事に退院。医師からは「重い物を持つことや激しい運動は禁止」「入浴はシャワーのみ」との注意を受けました。

辛かったこと・良かったこと

辛かったこと

  • 手術中に挿入した管の影響で喉が荒れ、咳をするたびに傷口が痛んだ。
  • 点滴の針が刺さっている箇所が寝返りのたびに痛み、熟睡できなかった。
  • 点滴を固定しているテープ部分が痒く、地味に辛かった。

良かったこと

  • 手術や入院の流れを体験できたことで、今後に備えられる安心感が生まれた。
  • 必要な寝巻きやタオル類が病院でレンタルできたため、身軽な状態でも問題なかった(約500円/日)。
  • この経験を通じて、クライアントに具体的なアドバイスができるようになった。

相続コンサルタントとして伝えたいこと

今回の経験を通じて、「おひとりさま」でも意外と入院はなんとかなるものだと実感しました。病院内にはレンタルサービスや売店が充実しており、最低限の荷物でも十分対応可能です。

ただし、身元保証人が必要な場面があることを忘れてはなりません。保証人の確保や医療同意をどうするかなど、事前に準備しておくことが大切です。

私自身、この経験をもとに、クライアントの皆さまにより実践的なアドバイスを提供していきたいと思います。

この記事を書いた人

磯野 和恵

「ヒバリのそら」代表、磯野和恵(いそのかずえ)。

1970年5月生まれ。東京都練馬区出身の相続診断士。相続コンサルタント。

外資系IT企業の経理・秘書・コールセンター。
2009年 心理カウンセラー活動業務を経て、自身が経験した相続で生じる家族問題へのサポートを強く願う。

2021年に相続診断士の資格を取得。
2023年4月 相続コンサルティングオフィス「ヒバリのそら」を設立。
「笑顔の相続を迎えて欲しい」という願いを込め、家族全員が合意した遺言書を決める〝家族会議支援〟。

相続に強い税理士・弁護士・司法書士・不動産コンサルティング・ファイナンシャルプランナーとチーム連携して、本人の不安や困り事の相談に乗る。

本人も気づいていない想いや希望に、寄り添い引き出すヒアリング。

問題を見つけだし解決へのロードマップを示すことに定評があり、自身も天職とやりがいを感じている。

家族が笑顔で相続を乗り越え、助け支え合える関係で居続けられることを強く願い「みんなが笑顔になれる相続」へと活動する。