先日、葬送支援士の月例会で
「今さら聞けない!宗派の違いと葬儀作法の基本」
というセミナーを受講しました。
これまで葬儀に参列したとき、
お焼香の回数や線香の立て方など、
正直よく分からないまま、前の人の見よう見まねでやっていました。
でも、今回のセミナーを聞いて、
「なぜ宗派によって作法が違うのか」
という理由から理解することができ、
今までの疑問がつながって、とてもスッキリしました。
仏教にはたくさんの宗派があります
日本の仏教は長い歴史の中で、
さまざまな宗派に分かれていきました。
代表的な宗派としては
・天台宗
・真言宗
・浄土宗
・浄土真宗
・臨済宗
・曹洞宗
・日蓮宗
などがあり、それぞれ教えや考え方、供養の考え方が違います。
宗派の違いは、
実は葬儀や法要の作法にも大きく関係しています。
線香の立て方も宗派で違う
とても印象に残ったのが、
線香の立て方の違いです。
宗派によって大きく3つに分かれます。
| 線香の立て方 | 主な宗派 |
| 1本立てる | 曹洞宗・臨済宗など |
| 3本立てる | 天台宗・真言宗など |
| 寝かせる(横に置く) | 浄土真宗 |
「線香って立てるものじゃないの?」
と思っていましたが、浄土真宗では寝かせるのが正式な作法だそうです。
知らないと間違えてしまいますよね。

お焼香の回数も宗派で違う
お焼香も宗派によって回数や作法が違います。
| 宗派 | 回数 | 額にあてる(押しいただく) |
| 天台宗・真言宗 | 3回 | する |
| 浄土宗 | 1~3回 | する |
| 浄土真宗(本願寺派) | 1回 | しない |
| 浄土真宗(大谷派) | 2回 | しない |
| 曹洞宗 | 2回 | 1回目のみ |
| 日蓮宗 | 1回または3回 | する |
額にあてる事を「押しいただく」って言うんだ・・・と初耳でした。
結局これを全部覚えるのは大変なので、どうすればいいのかというと、
分からない場合は前の人の作法を真似する(笑)、葬儀場のスタッフに聞くのが良いとのことでした。

自分の家の宗派が分からないときの確認方法
宗派が分からない場合は、次の方法で確認できるそうです。
- 仏壇・仏具を確認する
- お寺からの書類や過去の葬儀の記録を確認する
- 親族や菩提寺に確認する
最後に
葬儀や宗派のことは、
普段なかなか学ぶ機会がありません。
相続の相談を受けていると、
葬儀やお寺のことについてご質問をいただくことも少なくありません。
これからも少しずつ勉強を続けて、
相続だけでなく、葬儀や供養のことについても
相談者の方のお役に立てるようになりたいと思います。

